« 県議会の本会議で各委員長報告(建設交通) | トップページ | 県議会、本会議での委員長報告(学術教育公安) »

2008年12月25日 (木)

四国・香川県の直島を視察しました。

直島に訪問した目的は2つ。
一つは、産業廃棄物の大量不法投棄で全国の耳目を集めた豊島(てしま)産廃問題の処理現場の視察。
もう一つは、秋田市中通再開発で秋田県立美術館移転新築される際に建築家安藤忠雄氏に依頼する事が決定しておりますが
その安藤忠雄氏が設計に当たった直島にあるベネッセアート直島の「地中美術館」の視察が目的でした。
*

朝、7時30分に前日に到着していた高松市のホテルを出発し、すぐ目の前にあるフェリー乗り場からフェリーに乗って約1時間で人口約3.500人の直島に着きました。
船着き場には、この日一日私達を案内して頂く事になった「三菱マテリアル株式会社・直島精錬所」のマイクロバスが待ち構えて下さいました。
バスに乗り込み、まず訪問したのは香川県直島環境センターでした。

*
P1001445ここではまず会議室で豊島産廃問題とこの中間処理施設のビデオ説明がありました。
ここのパンフレットには豊島産廃問題の主な経緯を明確に記してあります。
昭和53年(1978年)2月 豊島の処理業者に対して産業廃棄物処理業の許可。
昭和50年代後半から平成2年 処理業者が許可品目以外のシュレッダーダスト(自動車のシートや内装部材などプラスティックや金属の混合裁断物)や廃油、汚泥などの産業廃棄物を搬入し野焼きや不法投棄。
平成2年11月 兵庫県警察が処理業者の事業場を強制捜査。
  〃年12月 県が産業廃棄物処理業の許可を取り消すとともに、廃棄物の撤去を命令*

平成5年11月 豊島住民が公害紛争処理法に基づく公害調停を申請。
平成6年5月 県が処理業者及びその経営者を告発。
平成9年7月 豊島住民と県との中間合意が成立。
平成11年8月 県が直島町議会で直島処理案を提案。
平成12年3月 直島町長が県の提案受け入れを表明。
   〃年6月 豊島住民と県との公害調停が成立。
平成15年9月 直島の中間処理施設完成。
*

豊島産廃問題は今日、全国各地で多発している産業廃棄物不法投棄問題処理のお手本になっています。
P1001450 この香川県直島環境センター・中間処理施設は100t/日級処理炉が2炉稼働しており、建設費は145億円、年間維持費は30億円で平成25年までに豊島の産業廃棄物67万トンの全量処理を目標に稼働しています。

豊島から直島まで廃棄物を運搬する専用コンテナトラックとそのトラックが18台積載される輸送専用船も作られています。
この産業廃棄物処理費をざっと計算すると、施設関係建設費が約200億円、年間維持費が30億円、10年間で300億円で合計500億円となります。
この費用は、特別措置法により国が60%、県が40%の負担金です。
豊島の不法投棄産業廃棄物の総量は約67万トンと見積もられておりますので、1トン当たりの処理費は約10万円弱という計算になります。
産業活動すれば必ず発生する産業廃棄物には多大な費用と時間がかかります。
国に於いては、これまでの法律では規制できなかった法律の整備が現在進められております。
*

この後訪問した三菱マテリアル株式会社・直島精錬所ベネッセアート直島地中美術館に付きましては後日記載致します。

|

« 県議会の本会議で各委員長報告(建設交通) | トップページ | 県議会、本会議での委員長報告(学術教育公安) »

活動報告」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 県議会の本会議で各委員長報告(建設交通) | トップページ | 県議会、本会議での委員長報告(学術教育公安) »