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2008年5月20日 (火)

矢島茶会の午後の部

昨日に引き続き矢島茶会の様子を報告致します。
私のブログの1月25日には議員活動で香川県議会を訪問した際の様子を記載しておりますし、4月28日には東京にある香川県のアンテナショップを訪問調査した時の事を記載しておりますのでご参照頂ければ幸いです。

Photo 4月28日の記載の際には、高松市と矢島町の友好都市締結以降のご厚誼について記載しておりますがその中に高松短期大学矢島高校から特別推薦生を受け入れて頂いており、交流10年目の現在6人目が就学しておりますが、この日はその高松短大を卒業した4人が集まってくれて、「讃岐うどん」の販売と昼食としての「讃岐うどんのお運び」を手伝ってくれていました。

彼女たちに高松短大時代の感想を聞くと「一人で住むには申し訳ない様な広い市営アパートを貸して頂き、市の歴史や文化事業の際には『友好親善大使』のタスキを掛けてテープカットをしたり、パンフレットを配ったりして、多くの高松市民の方々から声を掛けられて、とても貴重な経験をさせて頂きました」と口を揃えて話してくれました。

Nec_0511 矢島の歴史交流館 道益苑で2服目のお茶を頂き、廊下続きの明治時代の建築物である八森苑に渡りました。
八森苑は生駒藩の重臣だった佐藤氏が建築し、庭の見える座敷の正面側にはお殿様がご訪問された時に着座される場所として15cm程高くなった部分があります。
現在は市が買い受けて維持管理をしており一般にも公開されて、誰でも気軽に使う事が出来ます。
私も小グループでの会議や懇親会に使いますが、とても心の和む和風の座敷があります。
今から380年前に矢島にお越し下さいました讃岐17万石生駒公ご一行約200名が矢島に残してくれたものは物心両面に渡って、計り知れない程多くのものがある事を矢島町民はよく知っています。
午後3時からは茶道遠州流宗家 小堀宗慶 宗匠 から「出会い」と題した文化講演がありました。

20 小堀宗匠は大正12年生まれの85歳で東京美術学校(東京芸術大学)在学中に学徒出陣にて満州に従軍。終戦後シベリヤで4年間の抑留生活を送り、昭和24年に復員し茶道の発展に精励され、昭和37年に遠州流12世を継承。茶道本源に関しての研究は勿論の事、建築・造園の指導並びに芸術・工芸の分野に於いても幅広く活動されています。
矢島町の歴史交流館である「道益苑」の新築に当たって建築と造園に小堀宗匠のアドバイスがありました。

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また、私が茶席で頂いた茶碗は小堀宗匠ご自身が絵付けされたお茶碗で、とても色鮮やかな見事な絵が施されておりました。貴重な体験をさせて頂きました。

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「出会い」と題された講演の冒頭に「私は矢島に3度目の訪問となりますが昨日から矢島(フォレスタ鳥海)に宿泊していますが、鳥海山の見事な姿に感動しています」と述べられました。
講演は「厳しく辛い事ばかりの4年間のシベリヤ抑留生活の中にあっても、ソ連の看守士官と心が通じてとても良くしてもらった。自宅にも呼ばれて自分が美術専攻である事を知ったらしくて、壁に絵を描いてくれと依頼されて、絵の具代わりに医務室から赤チンやヨーチンやリバノールだの色が付くものを土に混ぜて合わせ絵の具を作って書いてきた事」などの経験談が語られました。

20_2 最も長く語られたのは、奈良の薬師寺の前管主 高田好胤氏との出会いから約20年間の交流の上に、スイスで訃報を聞いた時の悲しみなどについてお話しされました。
奈良の薬師寺では昭和35年以降、金堂再建の為により多くの人々の賛同と協賛を得たいとしてテレビ出演などもし、仏教の教えを説き、名物管長として知られた高名な高田好胤氏がおりました。
高田管長が中心となって写経勧進による白鳳伽藍復興事業が進められ、昭和51年に国宝である薬師三尊像を安置する金堂が再建されたのをはじめ、西塔、中門、回廊、大講堂などが次々と再建されました。
雑誌の対談での「出会い」以来、20年来の交際があったとの事で、自分は茶の心を、高田管長は「仏教の教え」を辻説法を続けられた事もお話しされました。

私は「お互いを認め合ってお付き合いする事が大事である」と聞き取りました。
私が学んだ本荘高等学校の校訓に「玲瓏同気(れいろうどうき)」という言葉があります。その意味は「玲とはリンという澄み切った音と瓏はロンという澄み切った音、それぞれの音が互いに響き合う様に」と教わりましたが、その事を思い出しました。
茶会の日程の最後にはピアノトリオコンサートがありましたが、これまた素晴らしいステージでしたので後日記載します。

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