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2008年3月27日 (木)

大井家のおひなさま

矢島町館町の大井家のおひなさまを展示している主屋は、大正5年に建築された近代の商家住宅として、平成16年に国の登録有形文化財となりました。
大井家の紹介はこちらです。
大井家の内裏雛も、享保雛(きょうほうびな)です。
内裏雛の箱書には「文久四年二月日 大井氏」(1864年)とあり、そのときの購入と思われます。
Photo 雛の座面には江戸浅草芽町にあった人形問屋「吉野屋」(創業正徳元(年1711)年、現:吉徳大光)の商印があり、この内裏雛が「吉野屋」で仕入されたものだということがわかります。

三人官女は箱所によれば昭和四年に東京で購入されたものです。写真のとおり東京日本橋十軒店の人形師永徳斎の店で作られたものです。年代から3代目永徳斎作のものと思われます。
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次に2組の五人囃子のうえ、3段目両端の大きな囃子は、人形台に「はやし 三人台 三ヶノ内」と書かれており、はじめから3人一組であったようです。能楽で笛・小鼓・大鼓・太鼓の楽器担当者を囃子方といい、演目によっては太鼓が登場しない場合があります。これに扇子を持った謡が入ると五人囃子となります(中央に並んだ小さな五人囃子人形のパターンです)。
大井家の囃子は演奏する手のしぐさから、向かって右端が笛、左端が太鼓のようです。昭和11年の写真には3人目の小鼓が映っているので、三拍子(3種類の楽器が揃った)の囃子だったことがわかります。
Photo_3 大井家の昭和11年の写真にも吊るし飾りが見られます。吊るし飾りの紹介は昨日のブログをご覧ください。
70年振りの大井家の雛一般公開に合わせて、大井家に残されていた吊し飾りに加えて、本荘のごてんまりのサークルの先生達にもご協力をいただき、その様子が再現されています。
大井家にはこの他にも、時代を経た魅力的な人形や雛道具類が様々伝えられてきました。
話には聞いていたのですが、実際に自分の目で見るとその迫力に圧倒されて言葉も出なくなります。
公開は4月20日まで行われておりますので是非皆様も訪問されてご自分の目で確かめられます様にお奨め致します。 
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矢島町で380年の歴史と伝統のある八朔祭りの際には、6丁内の山車がすべて大井家の正面に向きを変えて、趣向の踊りが披露されます。
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Photo
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次回は矢島町郷土資料館に飾られている雛飾りを紹介致します。

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