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2007年11月 5日 (月)

秋田県立リハビリテーションセンターについて

秋田県立リハビリテーション・精神医療センター(以下リハセンと記載します)は、県民の皆様に生じた体の障害や心の悩みなどに起因する障害の軽減を図るため、良質で高度な医療を提供する事を目的に、大仙市協和町地内に建設されました。
県立病院を持たない我が県にあっても、民間病院では採算が見込まれない「認知症・寝たきり予防」と「県立精神病院」の二つの機能を併せ持つセンターとして、秋田県が責任を持って建設と運営をするという目的を持って開設されました。
総事業費 175億8,500万円で、その必要性や規模について県議会で意見交換をした事を記憶しております。
更に、開設は平成9年4月1日でした。、私が県議会福祉環境委員長に就任していた時であり、開設に際し、現地でテープカットのはさみを入れた事を鮮明に記憶している、私にとっても思い出深い施設です。
リハセンのURLはこちらです。 

そのリハセンの
オーダリングシステムに不具合がある事が、今年6月議会の予算委員会で自らも医師である自民党の大里祐一県議からの質問によって明らかになりました。
オーダリングシステムとは、病院を訪れる患者さんの受付・診察・投薬・会計などをトータルにコントロールするコンピューターシステムの事です。
2年程前にこのシステムが導入されてからすぐに不具合があり、県の責任者である健康福祉部長はその事実を昨年の11月に報告を受けているとの答弁でした。
一部ではコンピューター作業と手作業を併用している部分もあるとの事でした。
この問題を受けて平成18年度秋田県病院事業会計は県議会に於いて継続審査となっています。
これを解決すべく県議会の福祉環境委員会では、先月29日に当時に関係職員や導入の経緯などについて聞き取り調査をしました。システムの契約相手は青森県弘前市に本社のある会社で、システムのソフト開発や保守管理を行っているのは栃木県宇都宮市にある業者です。このシステムは導入時点で設計見積もり予定価格が約3億円であったものに対し当該業者は約1億5千万円と破格の安さで落札した経緯があります。
県では9月定例県議会の福祉環境委員会に内部調査の結果、現行システムの約4割に不具合があると報告しておりました。これに対しソフト管理業者も「当初の仕様書にはない要求が多々あり、入札時の仕様書と現状のシステムでは全く異なる内容であり、当初の仕様書と突き合わせでの調査だとすれば全く意味をなさない」と強く反発しています。
福祉環境委員会では2日にも現地を訪れてシステムの現状について調査を続けています。県議会では県費が適正に使用されているかの審査には責任がありますので、事実解明に努め、適正にシステムの運用が再開される様に活動しています。
私も早期の事実解明と問題解決を望んでおります。

今日の情報化社会にあってはコンピューター、個人にあってはパソコンは無くてはならない機器となっています。
特に特殊業務についてのソフトの値段はあって無い様なものもありますので、確実な動作が保証される事が重要であり適正な価格である事が望まれます。
私たち個人個人でもより安全で能力の高いソフトを選ぶ目と知識を養う事も大事ですね。

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コメント

佐藤先生の活動にはいつも頭の下がる思いで感心しております。ITにも造詣が深く、県内の企業にも非常に心強く思っております。
県立リハセン問題は、県内医療関係者にも人事ではなく、いずれ自分の病院にもそのような障害、災難が降りかかることと恐れております。
県議会でのご活躍をお願いいたします。
ネット上でも話題になっております。
http://society6.2ch.net/test/read.cgi/bio/1183553794/l50

投稿: 県内医療関係者 | 2008年3月14日 (金) 11時18分

県内医療関係者 さんへ
ご丁寧なコメントを頂き、有り難う御座います。
私はインターネットを使い始めたのは平成5年からです。当時秋田県内にはアクセスポイントが秋田市にしか無くて、私は毎日4~5時間秋田市に接続してネットを利用しておりました。ほぼ毎日長距離電話をかけ続けている状況ですので、電話料も結構高く付きました。そこで私はNTT及び県当局に対して、県内11ある市外局番単位に3分間10円の市内局番で通信出来る様な環境整備をしてもらいたいと訴え続けておりました。当時ネット利用者はあまり多くおりませんでしたので、NTTとしては「採算性の見込める所から順次整備して参ります」との回答でしたし、県当局からは「県民受益者が少数なので、予算計上するのは難しい」との回答でした。
しかし平成7年1月17日に発生した阪神淡路大震災でインターネットが大きな役割を果たして日本国内にその必要性が認められた事は良くご承知の事と思います。
私も阪神淡路大震災に関する状況を毎日確認しており、その威力を説明する為に2月定例県議会の総括審査にノートパソコンを持ち込み、情報の一部を読み上げて説明しました。「人工透析を受けている病院が全壊しました、どこか透析を受け入れてくれる病院はありませんか」との問い合わせに、あまり時間を於かずに「○○市の○○病院で5名の透析受け入れが可能です」とか「○○公民館の待避所ですが、食事と暖房の為の炭や練炭、コンロなどが必要です」と書かれていれば「品物は入手しましたが○○公民館は立ち入り禁止区域なので、何処で受け渡しが可能ですか」などの返信がありました。
市役所も消防も警察もその機能が麻痺した時にインターネットが多くの人命を救った事を紹介しました。さすがにこれには佐々木喜久治知事もすぐに納得されて、「早速対応します」との答弁をもらう事が出来ました。2月では平成7年度の当初予算は既に計上されておりましたので、平成7年度6月の補正予算に1カ所1,000万円補助金でアクセスポイント4カ所が計上される事になりました。その時の計画は平成7年度に4カ所、平成8年度に4カ所、平成9年度に3カ所を整備する3カ年計画でしたが、私はそれにも納得せず「この事業には緊急性があります」と主張を繰り返して、平成7年の9月補正予算で4カ所、平成7年12月補正予算で3カ所の設置する様な前倒し計画に修正されました。その為に平成7年度一カ年で全県の市外局番12カ所は全て通信料金が3分間10円の市内料金で使用する事が可能になりました。その様な経験を持っておりますので、このブログの3月14日に記載しました様な県がNTTよりも「高速・大容量・低料金の為に県民生活向上に資する」を目的にした施設整備機能がその目的を果たしていない事は県にも強く改善を申し入れます。

県立リハビリテーションセンターにつきましては、ブログに記載致しました通り、県民にとって、その機能の必要性、施設規模、建設事業費、運営費用など計画から建設、竣工にまで拘わった、私のとっても思い入れの大きい事業でした。
そのリハセンのオーダリングシステムの不具合が長い間続いていた事を聞いた時には大きなショックを受けました。
その後の現状は記事に記載した通りです。
毎年多額の修理費をかけ続けたシステムですが、県との協議ではこのシステムの継続維持は不可能と判断して、近年中に全く新しいシステムを導入する方向で調査検討が行われています。信頼性の高いシステムの導入が提案された時には率先してその更新を推進する立場で発言して参ります。
幸い県議会には、私と同期当選組で、医師である鹿角市選出の大里祐一議員が居られますので、専門家の視点からも県内の医療環境整備には積極的に発言されております。
また、私の地元の由利本荘市医師会の会長は矢島町で開業しておられる、私の先輩、佐藤誠先生であり、副会長は本荘高校の同期生である佐藤泰和先生です。由利本荘医師会は3年前に看護学校も新設し、今年初めての卒業生を社会に送り出しました。医師会自身、多額の費用負担もされながら、一人でも多くの看護師を育成する為にとの理念で学院経営に取り組んでおります。
また、医師会では救急病院勤務医の負担低減の為にと、休日診療所を開設し、開業医の皆様が当番を決めて診察に当たって下さっております。
上記の2点のみをとっても地元医師会の活動には深く敬意を表しつつ、「私でお手伝い出来る事がありましたら何なりとお申し付け下さい」とメールで連絡を取り合っています。
私は今後も県内の医療環境は大変厳しいものがあるとの認識に立ち、県政へ要望や提言などを継続して参ります。

投稿: 佐藤 健一郎 | 2008年3月16日 (日) 16時22分

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