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2007年11月17日 (土)

地元の三栄機械さんの機械製作工場棟が竣工しました。

10月19日の私の訪問記録を記載しておりますが、本荘市川口にある三栄機械さんが新工場を増設し、竣工式が行われました。
まず、午後2時から新工場にて、工場披露と安全祈願祭が行われました。
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その後、会場をホテルアイリスに移して、記念式典が行われました。
創業社長である細矢育夫氏から「操業第一号の石材加工機械は全く機能を果たさなかった事から、徐々に改善を加えて今日に至った事などのご挨拶がありました」
200711161500000_2 祝辞として元官房長官の村岡兼造先生、続いて柳田弘由利本荘市長、日本銀行秋田支店 高田恭介支店長、北都銀行 加賀谷 武夫頭取からありました。
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日銀の高田支店長は今年3月、秋田県の産業振興の方向性を、航空機産業と自動車産業に向かって進めるべきだとして、プレーン・アンド・カーバレー・秋田の記事をさきがけ新聞に投稿し、秋田県産業界に大きなエールを送って頂きました。
北都銀行の加賀谷頭取からの祝辞の中には、「三栄機械さんが向かっている航空機産業の最先端機種であるボーイング-787型機はもうすでに3,500機の受注があります」と聞いて驚きました。
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式典の後に、記念講演がありました。
講師は三菱重工の B-787 主翼部製造の統括責任者である  丹羽高興氏でした。
B-787の主翼にはこれまでの常識的な素材である、アルミ合金ジュラルミンではなく、複合材(カーボン繊維みたいなものを重ね合わせ高温・高圧で成形する新素材)を作り上げる技術を、ボーイング社が認めて、初めて主翼製造を自社製造から他社調達に切り替えたとの事の説明がありました。
とても若い方でしたが、スライドを使いながらの日本の航空機産業の歴史と現状そして未来への展望を語られた講演を、私はワクワクしながら拝聴いたしました。
日本の航空機製造の歴史は複葉機製造からの有名な零戦そして国産旅客機YS11以降途絶えていますが、必ずや近い将来には純国産のジェット機 MRJ を完成させたいとの説明もありとても頼もしく感じました。
200711161412000 その後は祝賀会となり参加された皆様が未来に進む三栄機械さんのご隆盛を語り合いながらとても和やかな祝賀会でした。山王丸由利地域振興局長と私がお祝いにパチリ
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三栄機械さんの紹介として10月19日の記事を再掲いたしますので、今一度、ご一読頂ければ幸いです。
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この会社は知る人は知る県内で航空機関連産業にいち早く取り組んでいる高い技術を持った企業です。
会社の概要は昭和46年設立され、現在37年目、石の加工機械製造から始まって今日は各種プラントの設計制作、そして航空機整備機材に業務を拡大しています。
社員は約100名売り上げは、昨年度約16億円との事です。
会社概要についてはホームページをご覧下さい。
製造製品の航空機関連の話になると、話す方も聞く方もわくわくします。
まず、今取り組んでいるのは飛行機の最新鋭機種ボーイング787に関わる製品を製造出荷しているとの事です。
ボーイング787は、最新鋭中型旅客機として今年9月には初フライトの予定でしたが、予定がやや遅れて来年3月頃には初フライトが出来るであろうと言われている、次世代中型旅客機です。
日本の航空2社も導入を決定して、発注済みです。
日本航空 B-787 については http://www.jal.co.jp/aircraft/787/  
全日空 B-787については   http://www.ana.co.jp/promotion/b787/index.html 
更に詳しくお知りになりたい方は ボーイング社の B-787
http://www.boeing.jp/ViewContent.do?id=12442&aContent=787ドリームライナー
をご覧下さい。
この飛行機は国際プロジェクトと呼んで良いほどに世界各国からの技術や部品を調達して完成させるそうです。
日本企業では主翼部分を三菱重工、胴体の一部を富士重工、胴体の別の一部を川崎重工の航空機部門を独立させた日本飛行機が担当し、全体の35%部分を日本企業が担当するのだそうです。
現在700機の受注が決まっており、月産7機完成のペースで9年分の受注があり、ボーイング社ではまもなく1,000機の受注は間違いなく、月間製造台数の増産を計画しているそうです。
自動車は約40万点の部品で完成品となるそうですが、航空機は300万点の部品が使用されるそうです、すごいスケールですね。
私が3月に三栄機械さんに工場訪問した時には飛行機を整備する際に胴体から翼を取り外す時の受け台を製作しておりました。
ほぼ完成品で、大型トラックに乗せられる大きさにする為に、半分に切断する、という現物を見せていただきました。
パンタグラフの超大型版とでも説明すればよいでしょうか、長い翼に余計な負荷をかけずに上下させられる様に設計制作されておりました。
この度の訪問ではつい先頃出来たばかりの新工場で完成品に近いものはありませんでしたが、話題のB-787の主翼の検査用部品の製造途中でした。
東北で初めて導入されるという大型5軸加工機が設置されておりました、機械のみで1億5,000万円、新工場投資額は4億円になるとの事です。
秋田県の補助事業にも該当し、県からも補助があったとの事で安心しました。
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この最新鋭機器を操作しているのは、入社4年目という、はつらつ  とした青年でした。
操作画面にB-787を表示して、ここの部分の試験部品を作っています、と説明してくれました。「仕事は楽しいですか?」と尋ねてみたところ、即座に「はい、楽しいです」との答えが返ってきてとても嬉しく感じました。
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秋田県では航空機産業に多くの企業に参入してもらいたいと秋田県産業技術総合研究センターでも積極的にPRしています。
秋田県の産業構造改革を推進すべしと、日本銀行秋田支店の高田恭介支店長は2年も前に秋田県経済発展の為に「航空機産業」と「自動車産業」を育成・集積すべきと「プレーン・アンド・カーバレー秋田(略称・PCV秋田)構想」を提唱しています。
秋田県に航空機関連産業を根付かせようと輸送機コンソーシアムが設立され、三栄機械さんがリーダーシップを発揮しグループ行動での受注も始まりました。
また、三栄機械さんは経済産業省の技術開発を支援するプロジェクトとして、本県から2件の研究が選ばれた中の一つ「木質からエタノール生産技術の開発」で大手製粉メーカーの日清製粉と共同研究する事になっています。
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工場見学を終え、総務委員会のメンバーを見送ってから、応接室で懇談させて頂きました。
社長と専務は、シアトルのボーイング社の本社工場で B-787 の組み立て現場視察で渡米しているとの事で不在でした。
応接室に三菱重工の B-787 1号機の主翼の初出荷の記念の写真があり、社長がここに出席されていたとの事でした。
三栄機械さんにはこれからますます地元で誇れる企業として成長して頂きたいと私も心から願っております。

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